Monthly Archive:: October 2019

The Document FoundationはGNOME Foundationのパテントトロールとの戦いを支援します

The Document Foundationは、フリーソフトウェアの開発と利用を萎縮させかねない特許の利用に、常に反対しています。私たちのAdvisory Boardの一員であるThe GNOME Foundationは、フリーでオープンなGNOMEデスクトップ環境向けの個人用写真管理ソフトであるShotwellのメンテナンスと配布について、パテントトロールであるRothschild Patent Imaging LLCの標的に、今まさになっています。

The GNOME Foundationは和解を拒否し、三つの異なる書類を法廷に提出しました。訴訟を却下する申立、訴訟に対する反論、そしてトロールに対する反訴です。これにより彼らの特許を無効化しようとしています。他のユーザーや開発者がこの組織や同様の組織から訴えられる危険がないように、パテントトロールと戦うGNOME Foundationの決定を、私たちは完全に支援します。

GNOME Foundationによるこの件をまとめたブログを次で読むことができます: https://www.gnome.org/news/2019/10/gnome-files-defense-against-patent-troll/ The Document Foundationは、すべてのLibreOfficeコミュニティメンバーとユーザーにGNOME Foundationと共に立ち上がることを呼びかけます。私たちフリーソフトウェアコミュニティが、いかなる特許システムの悪用に対して抵抗し、防御している姿勢を世界に示しましょう。

この記事は下記ブログ記事からのLibreOffice日本語チームによる翻訳です:
https://blog.documentfoundation.org/blog/2019/10/24/tdf-supports-gnome-foundation/

LibreOfficeとmacOS Catalina

Appleは2019年10月7日にmacOS Catalinaをリリースしました。Developer IDでサインされた、すべてのMac用のアプリ、インストーラパッケージ、カーネル拡張をmacOS Catalinaで実行できるようにするには、Appleによって公証されていなければなりません。我々はこの指示に正しく従ったにも関わらず、ユーザーがLibreOffice 6.3.x – Appleにより公証されています – を起動したとき、システムは次のような恐ろしいメッセージを表示します。「LibreOffice.appは、開発元を検証できないため開けません」そして二つの選択肢だけが提示されます。「ゴミ箱に入れる(削除する)」または「キャンセル(操作を取り消す、つまりLibreOfficeは実行できない)」。もちろん、これはオフィスドキュメントの利用をLibreOfficeに依存しているすべてのMacユーザーにとって、macOS Catalinaにアップグレードしたあとに生じる問題です。

この問題を解決しブロックを迂回するためには、ユーザーはLibreOfficeアイコンをマウスで右クリック(またはキーボードのコントロールキーを押しながらマウスクリック)し、Openを選ばなければなりません。システムはやはり少し恐ろしいメッセージを表示します。「macOSはLibreOffice.appの開発元を確認できません。本当に開きますか?」そして最終的にはLibreOfficeを起動できる「開く」選択肢が提供されます。

LibreOffice 6.2.8がご利用いただけます(LibreOffice 6.2系の最後のリリースです)

2019年10月17日、ベルリン – The Document FoundationはLibreOffice 6.2.8のリリースをお知らせします。これはLibreOffice 6.2系の最後のマイナーリリースです。セキュリティ面での強化がされておりますので、LibreOffice 6.2.xをお使いの方は今すぐ更新するか、LibreOffice 6.3.4が12月に利用可能になる際にアップグレードしてください。

企業クラスの配備には、LibreOfficeエコシステムのパートナーからLibreOfficeを導入することをTDFは強くお奨めします。長期サポート版リリースや、専用の支援、必要に応じた新機能やバグ修正、その他のメリットがあります。さらに、エコシステムパートナーによってなされた活動はLibreOfficeに還元され、万人の利益となります。

世界中にいるボランティアがLibreOfficeを利用する個人ユーザーを手助けして
くれます:  https://ja.libreoffice.org/get-help/community-support/ Webサイトおよびwikiにガイドやマニュアル、チュートリアル、ハウツーがあります。寄付のおかげでこれらの全ての資料が利用可能になっています。

LibreOfficeユーザーは是非 https://ask.libreoffice.org/ja/ のコミュニティに加わってください。ユーザー同士でお互いに助け合えます。TDFは商用サポートを提供できませんが、webサイトやwikiにガイドやマニュアル、チュートリアルやハウツーを用意しています。あなたからの寄付のおかげでこれらの文書が利用可能になっています。

LibreOffice 6.2.8の変更履歴のページはTDFのwikiにあります: https://wiki.documentfoundation.org/Releases/6.2.8/RC1 (RC1での変更)、および https://wiki.documentfoundation.org/Releases/6.2.8/RC2 (RC2での変更)。

LibreOffice 6.2.8の利用

LibreOffice

『LibreOffice Writerで書籍制作』をリリースしました

『LibreOffice Writerで書籍制作』という電子書籍をGitHubでリリースしました。もちろんLibreOffice Writerで執筆したので、PDFとODT版があります。GitHubにはPDFのプレビュー機能があるため、ダウンロードしなくても読むことができます!

もともとはgihyo.jpUbuntu Weekly RecipeでたまにLibreOfficeについて執筆しており、それをまとめて最新の情報に更新したものです。今後もLibreOfficeについて書くと思うので、たまに覗いてやってください。

内容はタイトルのとおりで、LibreOffice Writerで紙あるいは電子書籍を執筆するために必要な使い方を解説しています。縦書きにも横書きにも対応しています。長文作成はもちろんのこと、少しでもLibreOffice Writerを使う機会があるのであれば、何かしら役に立つことが書かれているのではないかと思います。

世界初(?)OpenTypeの機能を使用して文字詰めを行っており(本文36ページ)、この機能を使わずに出力したPDFよりはずいぶんと読みやすくなっていると同時に、不自然な空白が目について現在のLibreOffice Writerの限界を知ることもできます。

ページ数は48ページで、ご家庭の両面印刷に対応したプリンター(または複合機)からでも印刷しやすいでしょうし、そうでなくてもキンコーズなどの印刷屋さんに持っていけば印刷できるぐらいの分量になっていると思います。

ライセンスはCC BY NC SAで、有償配布さえしなければ改変も再配布も自由です。さまざまな場面でお使いください。

実は、本書は印刷して各地の