LibreOffice 6.3.6がご利用いただけます
ベルリン、2020年4月30日 – The Document FoundationはLibreOffice 6.3.6が利用可能になったことをお知らせします。このバージョンはLibreOffice 6.3系の最後のマイナーリリースであり、このソフトウェアを実環境で利用いただいている組織および個人に向けています。そのような人たちには現在のバージョンからの更新が促されます。この新しいリリースでは不具合および回帰バグの修正、そしてドキュメントの互換性の向上がされています。
世界中にいるボランティアがLibreOfficeを利用する個人ユーザーを手助けしてくれます: https://ja.libreoffice.org/get-help/community-support/ Webサイトおよびwikiにガイドやマニュアル、チュートリアル、ハウツーがあります。寄付のおかげでこれらの全ての資料が利用可能になっています。
ビジネスにおけるLibreOffice
企業クラスの配備には、LibreOfficeエコシステムのパートナーからLibreOfficeを導入することをTDFは強くお奨めします。長期サポート版リリースや、専用の支援、必要に応じた新機能やバグ修正、サービス水準合意(SLA)を含め他のメリットもあります。さらに、エコシステムパートナーによってなされた活動はLibreOfficeに還元され、万人の利益となります。
また、移行やトレーニングのサポートは、付加価値サービスを提供する認定された専門家から受けるべきです。彼らはコミュニティから企業の世界へ広がり、CIOやITマネージャにプロプライエタリな提案に沿ったソリューションを提供します。
それどころか、成熟したコードベース、豊富な機能、オープンな標準のしっかりとしたサポート、優れた互換性、認定パートナーによる長期サポートオプションといった特長により、データのコントロールを取り戻しベンダーロックインから自由であろうとするビジネスにとって、LibreOfficeは理想的なソリューションとなっています。
LibreOffice 6.3.6の利用
LibreOffice 6.3.6は以下のリンクから今すぐダウンロードしてご利用いただけます: https://www.libreoffice.org/download/ 最小の必須要件はダウンロードのページに書かれています。最新のLibreOffice OnlineのソースコードのTDF版ビルドはDockerイメージとして入手できます: https://hub.docker.com/r/libreoffice/online/
LibreOffice Onlineは基本的にサーバーサービスであり、クラウドストレージとSSL証明書とともにインストールされ構成されるべきものです。ISPが提供するクラウドサービスや、企業および大規模組織でのプライベートクラウドのための要素技術とお考えください。
LibreOfficeのどのバージョンでも、Document Liberationプロジェクト https://www.documentliberation.org による文書変換ライブラリの上に構築されています。
LibreOfficeを支援するには
LibreOfficeユーザーは是非 https://ask.libreoffice.org/ja/ のコミュニティに加わってください。ユーザー同士でお互いに助け合えます。プロジェクトのために時間や専門的なスキルを貢献しようという方のためのサイトもあります: https://whatcanidoforlibreoffice.org
LibreOfficeのユーザーおよびフリーソフトウェアに賛同する方、コミュニティのメンバーは、PayPalやクレジットカード、その他のツールを用いて寄付することでThe Document Foundationを支援できます: https://www.libreoffice.org/donate
この記事は下記ブログ記事からのLibreOffice日本語チームによる翻訳です:
https://blog.documentfoundation.org/blog/2020/04/30/libreoffice-636