LibreOffice 6.4.6リリースのお知らせ
2020年8月13日ベルリン ― The Document Foundation(TDF)は、生産性向上のために自由なオフィスソフトを利用する、すべてのユーザーに向けてLibreOffice 6.4ファミリー6回目のマイナーリリースとなるLibreOffice 6.4.6の提供を発表いたしました。LibreOffice 6.4.6には、バグの修正や文書の互換性、他のベンダーソフトウエアとの相互運用性に対する改善が含まれています。
LibreOffice 6.4.6は数ヶ月に渡るバグ修正が含まれており、保守的なユーザーの利用を含め、すべての環境での利用に最適化されています。LibreOffice 6.3.6、もしくはそれ以前のバージョンをご利用の方は、堅牢性を保つための最適な選択としてLibreOffice 6.4.6への更新をお願いします。
企業へ導入をされる場合、TDFは長期サポートリリース(LTS)、専任サポート、お客様向けにカスタマイズされた新機能、その他サービスレベル契約(SLA)を含むさまざまなメリットがあるエコシステムパートナー(https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/)からの調達を強く推奨します。エコシステム・パートナーがおこなった作業はLibreOfficeプロジェクトに還元され、すべてのユーザーにその恩恵が受けられます。
LibreOfficeユーザーひとりひとりは、ボランティアによるグローバルなコミュニティによって助けられています(https://ja.libreoffice.org/get-help/community-support/)。ウェブサイトにはWiki、ガイドブック、マニュアル、チュートリアル、ハウツーがありますが、これらのリソースを維持するためには寄付が必要です。
LibreOffice 6.4.6のご利用について
LibreOffice 6.4.6はこちらのリンクからダウンロードして利用できます。 https://www.libreoffice.org/download/
最小要件についてはダウンロードページに記載されております。
最新のLibreOffice Onlineのビルドは、TDFからDockerイメージとして入手可能です。 https://hub.docker.com/r/libreoffice/online/
LibreOffice 6.4.6の変更履歴につきましてはTDF Wikiをご覧ください。 https://wiki.documentfoundation.org/Releases/6.4.6/RC1(RC1での変更) https://wiki.documentfoundation.org/Releases/6.4.6/RC2(RC2での変更)。
LibreOfficeすべてのバージョンは、Document Liberation Project(https://www.documentliberation.org)による文書変換ライブラリを使用して構築されております。
LibreOfficeユーザーの方は、ユーザーによる相互支援をおこなう質問掲示板「Ask LibreOffice」(https://ask.libreoffice.org)を用意していますので、こちらにご参加ください。プロジェクトに専門的な技術やお時間を提供をいただける方は、専用のウェブサイト「LibreOfficeに何ができますか?」(https://whatcanidoforlibreoffice.org)をご覧ください。
LibreOfficeユーザー、自由ソフトウェア支持者、コミュニティメンバーの皆様は、クレジットカード、そのほかのツールを通じて https://ja.libreoffice.org/donate/ から寄付をおこなってThe Document Foundationを財政的な面から支援もできます。(ご注意:Paypalを利用した寄付は法律上の制限によりご利用いただけません。)
日本でのお問い合わせ先
LibreOfficeに関する日本語でのお問い合わせについては、LibreOffice日本語チーム <ja-contact@libreoffice.org> までお問い合わせください。
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- 野方 純(のがたじゅん)
- 榎 真治(えのきしんじ)
この記事はTDF Blogの「Announcement of LibreOffice 6.4.6」:https://blog.documentfoundation.org/blog/2020/08/13/announcement-of-libreoffice-6-4-6/をLibreOffice日本語チームが翻訳をしました。