2021年5月6日ベルリン ― テクノロジー・ファンやパワー・ユーザーを対象としたLibreOffice7.1ファミリの3番目のマイナー・リリースである、LibreOffice 7.1.3 Communityがダウンロード可能となりました。https://ja.libreoffice.org/download/ LibreOffice 7.1.3には100以上のバグ修正が含まれており、このうち25%はMicrosoft Officeファイル互換性(DOCX、XLSX、PPTX)にフォーカスしています。 企業などで導入する場合、TDFはエコシステムパートナーが提供する、長期サポート・オプション、専門的なサポート、カスタム機能、サービス・レベル・アグリーメントなどを含む、LibreOfficeエンタープライズファミリーを強くお勧めします。(https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/ LibreOffice CommunityとLibreOffice Enterpriseファミリーの製品は、LibreOffice Technology platformをベースにしています。これは、デスクトップに始まりモバイルやクラウドにも対応した最先端のオフィスソフトを提供するために、長年にわたって継続されてきた精力的な開発の成果です。 LibreOffice Technologyをベースとした製品は、主要デスクトップOS(Windows,macOS,Linux,ChromeOS)、モバイルプラットフォーム(Android,iOS)やクラウドで利用できます。各社のブランドによって名前が異なる場合もありますが、LibreOffice独自の利点、堅牢性、柔軟性を共有しています。 LibreOfficeへの移行 The Document Foundationは、プロプライエタリなオフィススイートからLibreOfficeに移行する企業をサポートするための移行プロトコルを開発しました。これは、LibreOffice Enterpriseファミリの長期サポートバージョンを導入することに加え、プロプライエタリ製品に沿った付加価値の高いソリューションをCIOおよびITマネージャに提供する認定プロフェッショナルから、移行に関するコンサルティングとトレーニングを受られるものです。参照:https://ja.libreoffice.org/get-help/professional-support/ LibreOffice 7.1.3 Communityの利用可能性について LibreOffice 7.1.3 Communityは、機能面において最先端を行くオープンソースのオフィススイートです。 LibreOffice 7.1は個人の生産性向上を目的としており、一方、新機能よりもより多くのテストとバグ修正が行われた安定したリリースが必要な方のために、The Document Foundationはバックポートとして数カ月分の修正を含むLibreOffice7.0.5ファミリーを提供しています。 LibreOffice 7.1.3の変更ログはTDFのwikiで入手できます。: https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.1.3/RC1 (RC1での変更点)、https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.1.3/RC2 (RC2での変更点)。 TechnologyをベースとしたAndroidとiOS向け製品はこちらをご覧ください: https://www.libreoffice.org/download/android-and-ios/。App Stores および ChromeOS 向け製品はこちらをご覧ください: https://www.libreoffice.org/download/libreoffice-from-microsoft-and-mac-app-stores/ LibreOfficeの個々のユーザーは、https://ja.libreoffice.org/get-help/community-support/のようなグローバルなボランティア・コミュニティによって支援されています。ウェブサイトとウィキには、ガイド、マニュアル、チュートリアル、そしてHowToがあります。寄せられた寄付は、これらすべてのリソースを利用可能とする為に役立てられています。 LibreOfficeユーザーは、https://ask.libreoffice.org のコミュニティに参加するように招待されています。そこでは、ユーザー同士によるサポートを提供しています。時間と専門的なスキルによってプロジェクトに貢献したい人は、専用ウェブサイト https://whatcanidoforlibreoffice.org 訪れてください。 LibreOfficeユーザー、フリーソフトウェア支持者およびコミュニティメンバーは、PayPal(訳注:日本からは利用できません)やクレジットカード、またはのその他のツールを通じてThe Document
Month: May 2021
[ホワイトペーパー] LibreOffice Technologyはデスクトップ、モバイル、クラウド環境で個人の生産性を加速する、ただ一つのソフトウエアプラットフォーム
LibreOffice Technologyは、Engineering Steering Committee(エンジニアリング運営委員会)のコーディネートのもと、開発者、ソフトウエアエンジニア、セキュリティ専門家、インターフェースとユーザー体験の専門家がLibreOfficeのソースコードに対して10年にも渡る集中的な活動してきた結果です。 この進化プロセスの目的は、デスクトップ、モバイル、クラウド上で個人の生産性を高めるための1つのプラットフォームを作ることです。それは、ユーザーすべてがコンテンツを意識せずに共有できる相互運用性と単一の商用ベンダーによる囲い込み戦略からの独立、両方を提供できる唯一のアプローチです。 これは、他のすべてのプロプライエタリとオープンコアのオフィスソフトとは、まったく逆のアプローチです。これらは、プラットフォームごとに異なるバージョンを開発して機能をコピーしようとしますが部分的にしか成功していません。例を挙げれば、これらのオフィスソフトは(ユーザーには見えない)文書内部の構造はアプリケーションごとに異なっています。
LibreOffice Conference 2021開催。発表者の募集が始まりました!
The Document Foundationは、すべてのメンバーと貢献者に今年、オンラインで開催されるLibreOffice Conferenceの開催をお知らせするとともに発表やワークショップの企画の応募を呼びかけます。イベントの開催日程は9月23日(木)から25日(土)まで。プレゼンテーションの経験がある方も人前で話したことがない方も、LibreOffice、ODF、Document Liberation Project、ODF Toolkitについて興味深い話題をお持ちの方はぜひ、ご応募ください。
