LibreOffice 25.8.3リリースのお知らせ
2025年11月13日、ベルリン – 個人の生産性向上のための、ボランティアコミュニティによって支えられる自由なオフィススイート、LibreOffice 25.8系の3番目のマイナーリリースLibreOffice 25.8.3が、Windows、MacOS、Linux向けに利用可能になりました。
https://ja.libreoffice.org/download
新しいバージョンでは、2025年10月にリリースされた前回のリリースと比較して、70件の問題が修正されています[1]。
LibreOffice 25.8.3はLibreOffice Technologyを基盤としており、この技術により、TDFとエコシステム企業は、デスクトップ版、モバイル版、クラウド版を開発できます。また、文書フォーマットとして、オープンな国際標準である ODF(Open Document Format:ODT、ODS、ODP)と、クローズドかつプロプライエタリな Microsoft OOXML(DOCX、XLSX、PPTX)の2つの標準規格を完全にサポートしています。LibreOfficeテクノロジーに基づく製品は、主要なデスクトップOS(Windows、macOS、Linux、ChromeOS)、モバイル(Android、iOS)、クラウド向けに提供されています。
TDFは、企業や団体でのLibreOffice導入にあたり、エコシステム企業が提供するLibreOffice Enterpriseの最適化版を利用することを推奨しています。これには、専用の付加価値機能やサービスレベル契約(SLA)、さらに3〜5年間のセキュリティパッチのバックポートといったメリットがあります。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/
LibreOffice 25.8の英語版マニュアルは https://books.libreoffice.org/en/ から入手できます。
日本語版マニュアルは、次のリンクからダウンロードできます:
https://documentation.libreoffice.org/ja/documentation-in-japanese/
エンドユーザーは、ユーザーメーリングリストや質問掲示板の「Ask LibreOffice」で質問を投稿することで、他のボランティアユーザーから基本的な技術サポートを受けることができます。
https://ask.libreoffice.org/c/japanese/16
LibreOfficeのダウンロード
デスクトップ版LibreOfficeの利用可能なすべてのバージョンは、同じウェブサイトhttps://ja.libreoffice.org/download/ からダウンロードできます。Microsoft 365との相互運用性を高めるため、次のウェブページからMicrosoft Aptosフォントをインストールすることを推奨します:
https://learn.microsoft.com/en-us/typography/font-list/aptos
LibreOfficeの企業・団体ユーザーユーザーおよび個人ユーザーは、寄付を通じてThe Document FoundationおよびLibreOfficeプロジェクトを支援できます:
https://ja.libreoffice.org/donate
[1] RC1での修正: https://wiki.documentfoundation.org/Releases/25.8.3/RC1
RC2での修正: https://wiki.documentfoundation.org/Releases/25.8.3/RC2
この記事は、TDFブログの記事「Announcement of LibreOffice 25.8.3」をLibreOffice日本語チームが翻訳しました。