LibreOffice 7.0.2のダウンロード提供を開始
2020年10月8日 ベルリン ― テクノロジーファンやパワーユーザーに向けたLibreOffice 7.0ファミリー2回目のマイナーリリースとなるLibreOffice 7.0.2の提供を発表いたしました。
https://www.libreoffice.org/download/
LibreOffice 7.0.2には、130を超えるバグ修正と文書互換性の改善が含まれています。
7.0ファミリーの重要な新機能には、文書ファイル規格OpenDocument形式(ODF)バージョン 1.3サポート、SkiaグラフィックエンジンとGPUベースのアクセラレーションVulkanによるパフォーマンスの向上、DOCX、XLSX、PPTXファイルとの親和性向上があります。
LibreOfficeは、優れたセキュリティと相互運用性を備えたOpenDocument形式(ODF)の標準サポートを始め、プロプライエタリ・ファイル形式の幅広いサポートまでオフィスソフトの世界で最高レベルの親和性を提供します。
LibreOffice 7.0.2は、最先端の機能を持つオープンソース・オフィスソフトです。企業や団体への導入に最適化された、より成熟したバージョンの堅牢性が必要な方はLibreOffice 6.4.6をご利用ください。
企業へ導入をされる場合、TDFは長期サポートリリース(LTS)、専任サポート、お客様向けにカスタマイズされた新機能、その他サービスレベル契約(SLA)を含むさまざまなメリットがあるエコシステムパートナーからの調達を強く推奨します。(日本での導入をご検討の企業、団体の方は、本文下部の「日本でのお問い合わせ先」までお問い合わせください。)
https://www.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/
移行とサポートについては、コミュニティレベルから企業レベルへと進化させる付加価値の高いサービスを提供するTDF認定専門家のプロフェッショナルサポートをご利用ください。エコシステム・パートナーがおこなった作業はLibreOfficeプロジェクトに還元され、すべてのユーザーにその恩恵が受けられます。
LibreOfficeには、成熟したプログラムコード、豊富な機能、オープン標準に対するサポート、優れた相互運用性と長期サポートオプションがあります。ベンダーの囲い込みから抜け出したい企業にとってLibreOfficeはデータのコントロールを取り戻す理想的なソリューションです。
LibreOfficeユーザーひとりひとりは、ボランティアによるグローバルなコミュニティによって助けられています。ウェブサイトにはWiki、ガイドブック、マニュアル、チュートリアル、ハウツーがありますが、これらのリソースを維持するためには寄付が必要です。
https://www.libreoffice.org/get-help/community-support/
LibreOffice個人ユーザーの方は、ユーザーによる相互支援をおこなう質問掲示板「Ask LibreOffice」を用意していますので、こちらにご参加ください。
https://ask.libreoffice.org
プロジェクトに専門的な技術やお時間を提供をいただける方は専用のウェブサイト「LibreOfficeに何ができますか?」をご覧ください。
https://whatcanidoforlibreoffice.org
LibreOfficeユーザー、自由ソフトウェア支持者、コミュニティメンバーの皆様は、 https://www.libreoffice.org/donate からクレジットカードやその他の方法で寄付をしてThe Document Foundationを財政的な面から支援もできます。
LibreOfficeのご利用について
LibreOffice 7.0.2と6.4.6は以下のリンクからご利用が可能です。
https://www.libreoffice.org/download/
最小要件についてはダウンロードページに記載されております。
LibreOffice OnlineソースコードはDockerイメージとして入手が可能です。
https://hub.docker.com/r/libreoffice/online/
LibreOffice 7.0.2の変更履歴につきましてはTDF Wikiをご覧ください。
https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.0.2/RC1(RC1での変更点)
https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.0.2/RC2(RC2での変更点)
LibreOfficeすべてのバージョンは、Document Liberation Projectによる文書変換ライブラリを使用して構築されております。
https://www.documentliberation.org
日本でのお問い合わせ先
日本語でLibreOfficeに関するお問い合わせについては、LibreOffice日本語チーム <ja-contact@libreoffice.org> までお問い合わせください。(担当:野方, 榎)
この記事は、The Document Foundation Blogの「Announcement of LibreOffice 7.0.2」 https://blog.documentfoundation.org/blog/2020/10/08/libreoffice-702/ を日本語チームが翻訳をしました。