LibreOffice 24.8.2がダウンロード可能になりました
共有する情報を完全にコントロールしたいプライバシーを重視するオフィススイートユーザー向けに最適化されたオフィススイート
2024年9月27日 ベルリン ― 自由なオフィススイートのボランティアサポート版「LibreOffice 24.8」ファミリーの2番目のマイナーリリースであるLibreOffice 24.8.2がリリースされ、Windows版(Intel、AMDおよびARMプロセッサ)、macOS版(AppleおよびIntelプロセッサ)、Linux版が次のリンクからダウンロード可能になりました。
https://ja.libreoffice.org/download
このリリースでは、LibreOffice 24.8.1から80以上のバグおよびリグレッションの修正が含まれ、ソフトウェアの安定性と堅牢性が向上し、従来のドキュメント形式や独自のドキュメント形式との相互運用性も改善されています。
LibreOfficeは、ユーザーのプライバシーを尊重する唯一のオフィススイートであり、ユーザーが作成したコンテンツを共有するかどうかや、誰と共有するかを決めることができます。そのため、LibreOfficeはプライバシーを重視するオフィススイートユーザーにとって最適な選択肢であり、市場の主要製品に匹敵する機能セットを提供しています。
さらに、LibreOfficeは、伝統的なものから現代的なものまで、さまざまなユーザーの習慣に合った幅広いインターフェース・オプションを提供し、デスクトップ上の利用可能なスペースを最適化することで、さまざまな画面サイズに対応し、1~2クリックで最大限の機能を利用できるようにしています。
他製品に対する最大の利点は、LibreOffice Technologyエンジンです。これは、エコシステム企業のものを含め、LibreOfficeのデスクトップ、モバイル、クラウドバージョンがベースとする「単一の」ソフトウェアプラットフォームです。
これにより、LibreOfficeは、2つのISO標準であるOpen Document形式 (ODT、ODS、ODP) と独自のMicrosoft OOXML (DOCX、XLSX、PPTX) に基づいた、同一かつ完全に相互運用可能なドキュメントを作成できます。後者は、多くの人工的な複雑さが隠されており、真のオープンスタンダードを使用していると確信しているユーザーにとって問題を引き起こす可能性があります。
サポートが必要なエンドユーザーは、LibreOffice 24.8入門ガイドを次のリンクからダウンロードできます。
https://books.libreoffice.org/
日本語版は次のリンクから過去のバージョンをダウンロードできます。
https://documentation.libreoffice.org/ja/documentation-in-japanese/
さらに、ユーザーメーリングリストや質問掲示板のAsk LibreOfficeウェブサイト(https://ask.libreoffice.org/c/japanese/16)で、ボランティアによる第一線の技術サポートを受けることも可能です。
企業向けLibreOffice
TDFは、企業・団体へのLibreOffice導入について、エコシステムパートナーが提供する特別な付加価値とサービスレベル契約(SLA)を含んだ、LibreOffice Enterpriseファミリーの導入を強く推奨します。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/
エコシステム企業によって企業顧客のために開発されたすべてのコードは、コミュニティとマスターコードリポジトリで共有され、LibreOffice Technologyプラットフォームを改善しています。LibreOffice Technologyをベースにした製品は、主要なデスクトップOS(Windows、macOS、Linux、Chrome OS)、モバイルプラットフォーム(Android、iOS)、クラウド向けに提供されています。
The Document Foundationは、企業が独占的なオフィススイートからLibreOfficeに移行する際に役立つ移行プロトコルを提供しています。これには、企業向けに最適化されたLTS(長期サポート)版の導入、および認定専門家によるコンサルティングとトレーニングが含まれます。
https://ja.libreoffice.org/get-help/professional-support/
事実、LibreOfficeは、成熟したコードベース、豊富な機能、オープンスタンダードの強力なサポート、優れた互換性、LTSオプションにより、データのコントロールを取り戻し、ベンダーロックインから解放されたい企業にとって理想的なソリューションとなります。
LibreOffice 24.8.2の利用について
LibreOffice 24.8.2は次のリンクから入手可能です。
https://ja.libreoffice.org/download/
商用OSの最小要件は、Microsoft Windows 7 SP1(Microsoftによるサポートは終了)およびApple macOS 10.15です。AndroidおよびiOS向けのLibreOffice Technologyをベースにした製品については、次のリンクをご覧ください。
https://ja.libreoffice.org/download/android-and-ios/
LibreOfficeユーザー、自由ソフトウェアの支持者、コミュニティメンバーは、寄付を通じてThe Document Foundationを金銭面からサポートできます。
https://ja.libreoffice.org/donate
[1] RC1での修正: https://wiki.documentfoundation.org/Releases/24.8.2/RC1
この記事は、TDFブログの記事「LibreOffice 24.8.2 is available for download」をLibreOffice日本語チームが翻訳しました。