ODF 1.3、OASIS委員会標準として承認

OASISは、OpenDocument TC(技術委員会)からのOpen Document Format for Applications (OpenDocument) v1.3がOASIS委員会標準(OASIS Committee Specification)として承認されたことを案内できて嬉しく思います。 OpenDocument Formatはオフィスアプリケーション向けのオープンなXMLベースのドキュメントファイルフォーマットで、テキスト、表計算、グラフ、図形などを含むドキュメントに用いられます。OpenDocument Format v1.3は、ISO(国際標準化機構;International Organization for Standardization)によってISO/IEC 26300として2015年に承認された、国際標準であるバージョン1.2の更新となります。OpenDocument v1.3はドキュメントのセキュリティについての改善、仕様不足であったところの明確化、その他タイムリーな改善を含んでいます。 OpenDocument FormatはオープンなXMLベースのアプリケーション独立かつプラットフォーム独立なデジタルドキュメントファイルフォーマットの特性、そしてそのようなドキュメントを読み込み、書き込み、処理するソフトウェアアプリケーションの特性も指定しています。一般的にパーソナル生産性ソフトウェアアプリケーション(※)により用いられる、テキストドキュメント、表計算、プレゼンテーショングラフィック、ドロー、グラフ、あるいはこれに類するものを含むドキュメントの作成、編集、閲覧、交換および保存に適用できます。 ※訳注)いわゆるオフィスアプリケーションのことですが、「オフィス」に限定しないためこのような呼び方をしています。 この委員会標準(Committee Specification)はOASISの成果物であり、技術委員会(TC)により完成され承認されて、テストおよび実装の準備が完全に整っています。 文章による標準と関連するファイルはOASISのウェブサイトで参照できます。 Open Document Format for Office Applications (OpenDocument) Version 1.3 Part 1: Introduction(導入) 編集可能ソース (信頼済): https://docs.oasis-open.org/office/OpenDocument/v1.3/cs01/part1-introduction/OpenDocument-v1.3-cs01-part1-introduction.odt. HTML: https://docs.oasis-open.org/office/OpenDocument/v1.3/cs01/part1-introduction/OpenDocument-v1.3-cs01-part1-introduction.html. PDF: https://docs.oasis-open.org/office/OpenDocument/v1.3/cs01/part1-introduction/OpenDocument-v1.3-cs01-part1-introduction.pdf Part 2: Packages(パッケージ) 編集可能ソース (信頼済): https://docs.oasis-open.org/office/OpenDocument/v1.3/cs01/part2-packages/OpenDocument-v1.3-cs01-part2-packages.odt. HTML: https://docs.oasis-open.org/office/OpenDocument/v1.3/cs01/part2-packages/OpenDocument-v1.3-cs01-part2-packages.html. PDF: https://docs.oasis-open.org/office/OpenDocument/v1.3/cs01/part2-packages/OpenDocument-v1.3-cs01-part2-packages.pdf Part

Read More 続きを読む

10:20 LibreOffice 10週年を迎える2020年は年間を通してお祝いします

LibreOfficeは2010年9月28にアナウンスされ、世界中の技術およびビジネスメディアから好意的なフィードバックを受けました(上は、eWeekおよびLinux Gizmosから、特に重要な二つのタイトルを示したものです)。このイベントを祝うため、The Document Foundationは、2月1日〜2日ブリュッセルのFOSDEMから2020年12月の終わりパリでのPOSSまでの期間、年間を通じて記念プロジェクトを開催します。

Read More 続きを読む

LibreOffice 6.3.4 ダウンロード可能に

2019年12月12日、ベルリン – The Document FoundationよりLibreOffice 6.3.4をお知らせします。これはLibreOffice 6.3系の4番目のマイナーリリースであり、技術に情熱を燃やす方や、熟練したユーザー向けです。該当する方に対して現行のバージョンから更新することをお奨めします。LibreOffice 6.3.4には120を超える修正がほどこされ、文書の互換性について改善がなされています。

Read More 続きを読む

LibreOffice Kaigi 2020開催と発表者募集のお知らせ

みなさま 来る2020年3月7日(土)に、LibreOfficeの国内イベントである「LibreOffice Kaigi 2020」をGMOインターネットグループのご協力で大阪・梅田のGMO Yours大阪にて開催します! このカンファレンスには国内のLibreOfficeユーザー、開発者、LibreOfficeプロジェクトで活動するボランティアが一同に集結します。 LibreOffice日本語チームでは、このカンファレンスにおいてLibreOfficeに関する発表を広く公募いたします。LibreOfficeを活用した事例紹介やコード開発の技術的な解説、あるいはTipsの紹介など、LibreOfficeに関する話題であればどんなテーマでもかまいません。 発表時間は質疑応答を含め30分です。

Read More 続きを読む

The Document FoundationよりLibreOffice 6.3.3リリースのお知らせ

2019年10月31日、ベルリン – The Document FoundationよりLibreOffice 6.3.3をお知らせします。これはLibreOffice 6.3系の3番目のマイナーリリースであり、品質および互換性について多くの点で改善されています。LibreOffice 6.3.3「最新版」は技術に情熱を燃やす方や、熟練したユーザー向けです。該当する方に対して現行のバージョンから更新することをお奨めします。 世界中にいるボランティアがLibreOfficeを利用する個人ユーザーを手助けしてくれます: https://ja.libreoffice.org/get-help/community-support/ Webサイトおよびwikiにガイドやマニュアル、チュートリアル、ハウツーがあります。寄付のおかげでこれらの全ての資料が利用可能になっています。 LibreOffice 6.3.3の変更履歴はTDFのwikiでご覧いただけます: https://wiki.documentfoundation.org/Releases/6.3.3/RC1 (RC1で修正)、 https://wiki.documentfoundation.org/Releases/6.3.3/RC2 (RC2で修正)。

Read More 続きを読む

The Document FoundationはGNOME Foundationのパテントトロールとの戦いを支援します

The Document Foundationは、フリーソフトウェアの開発と利用を萎縮させかねない特許の利用に、常に反対しています。私たちのAdvisory Boardの一員であるThe GNOME Foundationは、フリーでオープンなGNOMEデスクトップ環境向けの個人用写真管理ソフトであるShotwellのメンテナンスと配布について、パテントトロールであるRothschild Patent Imaging LLCの標的に、今まさになっています。 The GNOME Foundationは和解を拒否し、三つの異なる書類を法廷に提出しました。訴訟を却下する申立、訴訟に対する反論、そしてトロールに対する反訴です。これにより彼らの特許を無効化しようとしています。他のユーザーや開発者がこの組織や同様の組織から訴えられる危険がないように、パテントトロールと戦うGNOME Foundationの決定を、私たちは完全に支援します。

Read More 続きを読む