重要なセキュリティ修正リリース:LibreOffice 7.6.2 Community および LibreOffice 7.5.7 Community

2023年9月26日 ベルリン ― The Document Foundationは、CVE2023-4863として知られるセキュリティ問題に対処するため「LibreOffice 7.6.2 Community」および「LibreOffice 7.5.7 Community」を予定より早くリリースします。この問題は、Googleが10年以上前に当時新しいWebP画像形式をレンダリングするために開発した「libwebp」として知られ広く使用されているコードライブラリに起因しています[1]。

この2つのバージョンでは、CVEの修正に加えて他のバグやリグレッションも修正しており、以下から利用可能です。
https://ja.libreoffice.org/download/ [2]

すべてのLibreOfficeユーザーは、現在のバージョンをできるだけ早くアップデートされることをお勧めします。

商用OSの最小要件は、Microsoft Windows 7 SP1とApple macOS 10.15です。

TDFは、企業・団体へのLibreOffice導入について、エコシステムパートナーが提供する特別な付加価値を多数含んだ、LibreOffice Enterpriseファミリー(デスクトップ、モバイル、クラウド向け)の導入を強く推奨します。これらには、多くの特典が含まれ、他にもサービスレベル契約(SLA)などのメリットがあります。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/

The Document Foundationは、ユーザー向けの技術サポートは提供していませんが、メーリングリストや質問掲示板のAsk LibreOfficeに質問を投稿して、他のユーザーからのサポートを受けられます。
https://ask.libreoffice.org/c/japanese/16

LibreOfficeユーザー、自由ソフトウエアを支持する方、コミュニティメンバーは、寄付を通じてThe Document Foundationを金銭面からサポートできます。
https://ja.libreoffice.org/donate

[1] CVE 2023-4863の詳細:
https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2023-4863
Bugzilla:
https://bugs.documentfoundation.org/show_bug.cgi?id=157231

[2] LibreOffice 7.6.2 Communityの変更履歴:
https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.6.2/RC1
LibreOffice 7.5.7 Communityの変更履歴:
https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.5.7/RC1

この記事は、TDFブログの記事「Important release of LibreOffice 7.6.2 Community and LibreOffice 7.5.7 Community with key security fix」をLibreOffice日本語チームが翻訳しました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

I accept the Privacy Policy