LibreOffice 7.1.5 Communityがリリースされました
2021年7月22日ベルリン – テクノロジーファンとパワーユーザーを対象としたLibreOffice 7.1ファミリー5回目のリリースとなるLibreOffice 7.1.5をリリースしました。ダウンロードは https://ja.libreoffice.org/download/ からできます。LibreOffice7.1.5には、55のバグ修正が含まれ、うち20パーセントはMicrosoft Officeファイル(docx、xlsx、pptxと古いdoc形式)の相互運用性に焦点を当てた修正になっています。
LibreOfficeの企業や団体への導入についてTDFは、長期サポートリリース(LTS)、専任サポート、お客様向けにカスタマイズされた新機能、サービスレベル契約(SLA)など、さまざまなメリットが享受できるエコシステムパートナーから、LibreOffice Enterpriseファミリーの導入を強く推奨します。https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/
LibreOffice CommunityとLibreOffice Enterpriseファミリーの製品は、どちらもLibreOffice Technologyをベースにしています。これは、長年にわたりデスクトップだけでなくモバイルやクラウドにも対応した最先端のオフィスソフトを提供するために開発してきた努力の成果です。
LibreOfficeテクノロジーをベースにした製品は、主要デスクトップOS(Windows、macOS、Linux、Chrome OS)やモバイルプラットフォーム(Android、iOS)、クラウドに対応しています。LibreOffice Enterprise各社のブランドにより名前が異なる場合もありますが、LibreOfficeが持つ独自のメリットや堅牢性、柔軟性はLibreOfficeと共有しています。
LibreOfficeへの移行
The Document Founrationは、独占的なオフィスソフトからLibreOfficeへ移行する企業をサポートする移行プロトコルを開発しました。このプロトコルは、LibreOffice EnterpriseファミリーLTSバージョンの展開ノウハウに加え、認定専門家が提供するCIOとIT管理者が要求する企業の問題解決に沿った移行コンサルティングとトレーニングを元に作られています。
参考:https://ja.libreoffice.org/get-help/professional-support/.
LibreOffice 7.1.5 Communityの利用について
LibreOffice 7.1.5 Communityは、オープンソースのオフィスソフトとしては最先端の機能を提供しています。The Document Foundationでは、個人の生産性向上を目的とし、新機能よりもテストとバグが修正された安定したリリースを必要とする方のためにLibreOffice 7.0.6も提供しています。
LibreOffice 7.1.5の変更点についてはTDF Wikiをご覧ください。
https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.1.5/RC1 (RC1での変更点)
https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.1.5/RC2 (RC2での変更点)
LibreOffice TechnologyをベースとしたAndroidとiOS向けの製品についてはこちらをご覧ください。
https://ja.libreoffice.org/download/android-and-ios/
アプリストアとChromeOS向け製品についてはこちらをご覧ください。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-from-microsoft-and-mac-app-stores/
個人のLibreOfficeユーザーは、無償のボランティアのグローバルなコミュニティによりサポートされています。
https://ja.libreoffice.org/get-help/community-support/
また、ウェブサイトとWikiには、ガイドやマニュアル、チュートリアル、HowToがあります。これらのリソースの維持と管理には寄付による支援が必要です。
個人のLibreOfficeユーザーは、Ask LibreOffice(https://ask.libreoffice.org/)コミュニティに参加して、ユーザー同士の相互支援によるサポートが受けられます。LibreOfficeプロジェクトに時間と専門的スキルを提供できる方は、専用のサイト「What can I do for LibreOffice?(LibreOfficeに何ができますか?)」(https://whatcanidoforlibreoffice.org)をご覧ください。
LibreOfficeユーザーや自由ソフトウエアを支持する方、コミュニティメンバーの皆さまは https://ja.libreoffice.org/donate から寄付して財政的な面からThe Document Foundationを支援できます。
LibreOffice 7.1.5は、現在、利用ができないソフトウエアで作られたファイルを読み込んで利用するためのプロジェクト The Document Liberation Project(https://www.documentliberation.org)による文書変換ライブラリを使用して構築されています。