LibreOfficeだけにある10の素晴らしい機能
こちらの年表をご覧になるとわかるように、LibreOfficeはOpenOffice.org(通称 OpenOffice)の後継プロジェクトです – クリックすると拡大します:
私たちは半年ごとに新しいメジャーバージョンをリリースしています – それではコミュニティと認定開発者が追加した数々の素晴らしい機能を見ていきましょう!
1. 相互運用性の改善 – .docx形式のエクスポート
ワープロであるLibreOffice Writerは、Microsoft Officeで使われている .docx形式で文書をエクスポートできます。そのほかにも様々な相互運用性の改善が加えられています。(訳注:もちろん.docx形式だけでなく.xlsxや.pptxのエクスポートも可能ですし、再現性もOpenOffice.orgより段違いに向上しています。)
2. ノートブックバーUIを搭載
LibreOffice 6.2からは、ノートブックバーと呼ばれるもう一つのユーザーインターフェースが利用できるようになりました。有効にするにはメニューから表示 > ユーザーインターフェース > タブを選択します。
3. EPUB形式のエクスポート
文書から電子書籍を作ってみませんか?LibreOfficeならできます!メニューのファイル > エクスポートを選択して、多くの電子書籍デバイスで読むことができるEPUB文書を選びましょう。
4. 文書への電子署名
セキュリティ向上のために、OpenPGP鍵を使ってODF文書に電子署名をしたり暗号化することができます。(ODFはオープンドキュメント形式の略で、LibreOffice標準のファイル形式です。)
5. ピボットグラフの作成
LibreOfficeの表計算であるCalcでは、ピボットテーブルからピボットグラフの作成ができます。これによって複雑な表計算データも分かりやすく分析できます。
6. 透かし機能
LibreOffice 5.4からは、文書の背景にカスタマイズできる透かしが追加できるようになりました。
7. 表計算の大幅な速度向上
Calcはマルチスレッドの恩恵を受けられるようになり、マルチコアCPUが搭載されたコンピュータではパフォーマンスが劇的に向上しています。
8. 魅力的なプレゼンテーションテンプレートが追加
LibreOfficeのプレゼンテーションツールであるImpressでは、ユーザーによって作られたよりすぐりのテンプレートが追加されました。デザインを気にすることなくスライド作成に集中できるでしょう。
9. ドキュメンテーションの改善
LibreOfficeのヘルプシステムは、よりユーザーフレンドリーに改善され、多くのガイドブックもアップデートされました。(訳注:日本語版は翻訳が追いついてません。みなさん、手伝ってみませんか?メーリングリスト discuss@ja.libreoffice.org までご参加ください。)
10. セーフモードの追加
信頼性向上のためにLibreOffice 5.3からセーフモードが追加され、ユーザー設定や拡張機能を一時的に無効にできるようになりました。これによって設定に影響を与える可能性のある問題を特定しやすくなりました。
いかがでしたか?LibreOfficeをダウンロードしてぜひ試してみてください – 無償で利用できます!
これらの機能は、ほんの一部です。私たちのコミュニティは成長しており、古い文書形式をサポートするためのドキュメント開放プロジェクトを始め、ビジネスでのLibreOfficeを使用するための専門家によるサポートオプションも用意しております。さらに、まだまだあります – コミュニティにぜひ、ご参加ください!
この記事は下記ブログ記事からのLibreOffice日本語チームによる翻訳です:
https://blog.documentfoundation.org/blog/2020/02/19/10-great-libreoffice-only-features/
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