自由・オープンソースオフィススイートの20年

20年前の2000年7月19日、Sun Microsystemsは、カリフォルニア州モントレーで開催されたオライリー・オープンソースコンベンションで、StarOffice Suiteのソースコードをオープンソースコミュニティにリリースしたことを発表しました。ここから、OracleによるSunの買収が発表されるまでの約10年間、OpenOfficeプロジェクトの成長を支えたコミュニティの歴史が始まりました。…

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ドキュメント自由の日のためにDFD鳩を描こう

紙の鳩を作って、ドキュメント自由の日(Document Freedom Day; DFD)を一緒に祝いましょう!

鳩の型紙と作り方は以下のリンクで得ることができます: https://tdf.io/dfd1。鳩を作ったら、その写真をとって以下のリンクにアップロードしてください: https://tdf.io/dfd2

#DFDDove2020 #DFD2020

この記事は下記ブログ記事からのLibreOffice日本語チームによる翻訳です:
https://blog.documentfoundation.org/blog/2020/03/24/paint-a-dove-for-dfd/

訳注: 「ドキュメント自由の日」は、毎年3月最終水曜日に「ドキュメントの自由」を祝うイベントで、今年は3月25日に開催されます。

日本でも、19時〜21時でオンラインイベントが企画されています。よろしければ参加ご検討ください!

https://libojapan.connpass.com/event/171140/

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2020年のドキュメントの自由

クラウド時代においては、ほとんどの人々はもはや「リアル」なファイルを持つことはなく、それらはオンラインシステム上へのポインターに置き換わってしまいました。そして、そのファイルをダウンロードして自身のパソコンで編集しようとするまで、自由を失ったことに気づかないのです。そのときになって、独占的な(プロプライエタリな)オフィスソフトを購入しなければ、自身がまさに所有するコンテンツにアクセスできず、独占的なファイルフォーマットの人質になっていることにようやく気付くのです。そんなことは、Open Document Format (ODF)を選んでさえいれば起こりえなかったのです。ODFは特別な許可を得ることなく、いかなるソフトウェアベンダでも実装できます。難読化され、1つの企業に所有された擬似的な標準をリバースエンジニアリングする必要もありません。…

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ODF 1.3、OASIS委員会標準として承認

OASISは、OpenDocument TC(技術委員会)からのOpen Document Format for Applications (OpenDocument) v1.3がOASIS委員会標準(OASIS Committee Specification)として承認されたことを案内できて嬉しく思います。

OpenDocument Formatはオフィスアプリケーション向けのオープンなXMLベースのドキュメントファイルフォーマットで、テキスト、表計算、グラフ、図形などを含むドキュメントに用いられます。OpenDocument Format v1.3は、ISO(国際標準化機構;International Organization for Standardization)によってISO/IEC 26300として2015年に承認された、国際標準であるバージョン1.2の更新となります。OpenDocument v1.3はドキュメントのセキュリティについての改善、仕様不足であったところの明確化、その他タイムリーな改善を含んでいます。

OpenDocument FormatはオープンなXMLベースのアプリケーション独立かつプラットフォーム独立なデジタルドキュメントファイルフォーマットの特性、そしてそのようなドキュメントを読み込み、書き込み、処理するソフトウェアアプリケーションの特性も指定しています。一般的にパーソナル生産性ソフトウェアアプリケーション(※)により用いられる、テキストドキュメント、表計算、プレゼンテーショングラフィック、ドロー、グラフ、あるいはこれに類するものを含むドキュメントの作成、編集、閲覧、交換および保存に適用できます。

※訳注)いわゆるオフィスアプリケーションのことですが、「オフィス」に限定しないためこのような呼び方をしています。

この委員会標準(Committee Specification)はOASISの成果物であり、技術委員会(TC)により完成され承認されて、テストおよび実装の準備が完全に整っています。

文章による標準と関連するファイルはOASISのウェブサイトで参照できます。

Open Document Format for Office Applications (OpenDocument) Version 1.3

Part 1: Introduction(導入)
編集可能ソース (信頼済): https://docs.oasis-open.org/office/OpenDocument/v1.3/cs01/part1-introduction/OpenDocument-v1.3-cs01-part1-introduction.odt

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