2022年9月19日 ベルリン ― The Document Foundation(TDF)は、Apple独自の販売チャネルからデスクトップソフトウェアを入手したいエンドユーザーをサポートするために、AppleのMac App StoreでLibreOfficeをリリースしたことをお知らせします。これまでは、Mac App StoreのLibreOfficeはCollabora社によってリリースされていました。TDFは8.99ユーロの手数料をいただき、LibreOfficeプロジェクトの開発を支援するために投資します。
今回のMac App Store上でのリリースは、プロジェクトを取り巻く状況を進展させるものであり、プロジェクトの新しいマーケティング戦略を反映しています。The Document FoundationはCommunityバージョンのリリースに焦点を当てており、一方エコシステム企業は企業を対象とした付加価値のある長期サポートバージョンに焦点を当てています。この区別は、組織がFOSSプロジェクトを支援するよう教育することを目的としたもので、ボランティアの善意によって支援されているコミュニティバージョンではなく、本番環境での展開に最適化され、プロフェッショナルサービスによって支援されているLibreOfficeバージョンを選択するよう促すためのものです。
「私たちは、AppleのMac App StoreでLibreOfficeを長い間サポートしてくれたCollaboraに感謝しています」とLibreOfficeマーケティングのItaroVignoliは述べています。私たちの目的は、個人や企業のユーザーのニーズをより適切な方法で満たすことですが、この変更によるプラスの効果はしばらく目に見えないことはわかっています。企業に対しFOSSについて教育することは簡単な仕事ではなく、私たちはこの方向への旅を始めたばかりです。
The Document Foundationは、すべてのユーザーに推奨される提供元であるLibreOfficeウェブサイトにおいても、macOS用のLibreOfficeの無料での提供をこれまで同様に継続します。
Mac App Store向けにパッケージ化されたLibreOfficeは同じソースコードをベースにしていますが、ストアでは外部環境への依存が許可されていないことからJavaは含まれておらず、LibreOffice Baseの機能が制限されています。またこのソフトウェアは、ユーザーを助けるために時間を提供してくれるボランティアによってもサポートされています。
この記事は、TDFブログの記事「The Document Foundation releases LibreOffice on Apple’s Mac App Store」: https://blog.documentfoundation.org/blog/2022/09/19/the-document-foundation-releases-libreoffice-on-apples-mac-app-store/ をLibreOffice日本語チームが翻訳しました。…
2022年9月15日 ベルリン ― デスクトップ生産性向上のための自由なオフィスソフトのボランティアサポート版LibreOffice 7.4の最初のメンテナンスリリース「LibreOffice 7.4.1 Community」がリリースされ、Windows版(IntelおよびArmプロセッサ)、macOS版(Apple M1およびIntelプロセッサ)、Linux版がダウンロード可能になりました。
https://ja.libreoffice.org/download/
LibreOfficeは、オフィスソフトの世界で最高レベルの互換性を提供しています。セキュリティや堅牢性の面で独自ファイル形式よりも優れたオープンドキュメント形式(ODF)の標準でのサポートから始まり、MS Officeファイルの優れたサポート、多数の古いドキュメント形式を利用するためのフィルターにより、ファイルの所有権とコントロールをユーザーに取り戻します。
LibreOffice 7.4での主な新機能
全般
- WebP画像とEMZ/WMZ形式のサポート
- ScriptForgeスクリプトライブラリのヘルプページ
- 拡張機能マネージャーに検索機能を追加
- パフォーマンスと互換性の向上
Writer
- 脚注エリアにおける変更の追跡機能の改善
- 編集された番号付けリストで、変更履歴に元の番号を表示
- ハイフネーションの新しい体裁設定
Calc
- スプレッドシートの列数を16,384列までサポート
- 数式バーの関数選択リストに項目を追加
- シート名を検索するための新しいダイアログ
Impress
LibreOffice 7.4 Communityの主な新機能をまとめた動画がこちらからご覧いただけます。
すべての新機能の説明はリリースノートをご覧ください。
https://wiki.documentfoundation.org/ReleaseNotes/7.4/ja
LibreOffice Technologyプラットフォーム
LibreOffice …
現在、Microsoftの独自なファイル形式との相互運用性に焦点を当てて開発を進めており、多くの新機能はMicrosoft Officeから移行するユーザーを対象としています
2022年8月18日 ベルリン ― デスクトップ生産性向上のための自由なオフィスソフトのボランティアサポート版「LibreOffice 7.4 Community」が新しくメジャーリリースされ、ダウンロード可能になりました。
https://ja.libreoffice.org/download/
主な新機能
全般
- WebP画像とEMZ/WMZ形式のサポート
- ScriptForgeスクリプトライブラリのヘルプページ
- 拡張機能マネージャーに検索機能を追加
- パフォーマンスと互換性の向上
Writer
- 脚注エリアにおける変更の追跡機能の改善
- 編集された番号付けリストで、変更履歴に元の番号を表示
- ハイフネーションの新しい体裁設定
Calc
- スプレッドシートの列数を16,384列までサポート
- 数式バーの関数選択リストに項目を追加
- シート名を検索するための新しいダイアログ
Impress
LibreOffice 7.4 Communityの主な新機能をまとめた動画がこちらからご覧いただけます。
すべての新機能の説明はリリースノート[1]をご覧ください。
相互運用性
デスクトップ、モバイル、クラウドでの個人の生産性を高めるLibreOffice Technologyプラットフォームの特徴的な機能をベースに作られたLibreOffice 7.4は、MS Officeとドキュメントを共有するユーザーやMS Officeから移行するユーザーを対象に、多くの改善と新機能を提供します。これらのユーザーは、定期的にLibreOfficeの新しいリリースを確認することをお勧めします。LibreOfficeの進歩は非常に速く、新しいバージョンは以前のバージョンよりも大幅に改善しているからです。
LibreOfficeは、オフィスソフトの世界で最高レベルの互換性を提供しています。セキュリティや堅牢性の面で独自ファイル形式よりも優れたオープンドキュメント形式(ODF)のネイティブでサポート、MS …
2022年7月16日(土)にLibreOffice Kaigi 2022 オンラインを開催しました。「LibreOffice Kaigi」は日本で年に1回の集まりで、昨年に続いてオンラインでの開催でした。Jitsi meetとYoutube Liveを使った開催で、参加者は両方を合わせて最大22名でした。The Document Foundationとアイクラフト株式会社にスポンサーしていただきました。ありがとうございました。
当日の様子はYoutube Liveのアーカイブ動画でみることができます。またスライドもTDF Wikiにアップロードしています。また下農さんの動画は別途公開されています。
基調講演では、W3Cの国際化ワーキンググループで活動されている下農淳司さんに「日本語組版処理の要件の現状」をお話いただきました。日本語組版処理の要件(JLreq)はCSSなどの仕様開発などで参照されていますが、ODFからも参照されており、LibreOfficeで日本語組版を実装する時に参考にされるという日本語ユーザーにとっては重要なものです。講演では、国際化ワーキンググループの全体活動についてや、JLreqの歴史などや概要の紹介、現在検討されている日本語デジタルテキスト組版の要件(jlreq-d)の紹介などがありました。発表は事前収録でしたが、質疑はライブで様々な質問がでて時間が足りなくなりそうなくらい盛り上がりました。
組版要件は日本語を含めて現在は5つの言語が公開されています。JIS X 4051:1995、JIS X 4051:2004が出た後、W3Cとしての活動は2006年ごろから始まりました。日本語組版のタスクフォースは2007年からです。JLreqは活版や写植といった印刷媒体で行なわれてきたもので、職人の技を前提として成り立っているものや、歴史的な構造、組版構成、組版規則の集大成になっています。日本語とその文字について知識がない仕様開発者にも理解できるように作られており、英語と日本語で公開されています。
rubyにまつわる諸問題としては、”rb”や”rtc”タグが仕様に入っておらず、ブラウザによっては”rb”が認識されません。それらへの対応が進むような活動もされているそうです。親文字と文字数がずれていたり、日本語文字の上にラテン文字をのせると文字幅がたりなかったり、ラテン文字の間をあけるわけにもいかないなど、配置の議論もされました。大量に例外があり、JLreqには可能な限り書かれていました。実装しやすくある程度の品質を持つruby配置をまとめた「simple-ruby」や、ルビのアクセシビリティー考慮について検討が進んでいるそうです。今後への活動としては、電子媒体向け組版要件であるjlreq-dへの検討が去年から始まっています。デジタルでは、読み手の環境で組版がなされて、表示がかわるリフローが起こります。国際化環境を前提として、確立されている技術をもとにシンプルに優先順位をつけて作っていく方針とのことです。
渡邉俊彦さんからは「“ツール>言語>中国語の変換”などの機能を使っている人の話」のお話がありました。日本語と中国語を混在させた学校用教材を作って授業されているそうす。その際に便利な、Writerで中国語の繁体字、簡体字を変換する機能の紹介でした。同じ漢字で字体が違う場合だけでなく、言葉(語彙)そのものが変わるケースでも変換できることがあるそうです。私はこの機能の存在を知りませんでしたが、状況があえば、とても便利そうです。…
2022年7月21日 ベルリン ― デスクトップ生産性向上のための LibreOffice 7.3 ファミリー5回目のマイナーリリースとなるLibreOffice 7.3.5 Community がダウンロードできるようになりました。
https://ja.libreoffice.org/download/
以前のバージョンをお使いのLibreOfficeユーザーは、直ちに更新してください。現在、このリリースは本番環境への展開が推奨されています。
LibreOffice 7.3ファミリーは、セキュリティや堅牢性の面で独自ファイル形式よりも優れたオープンドキュメント形式(ODF)のネイティブサポートを始め、DOCX、XLSX、PPTXファイルのより良いサポートなど、オフィスソフトの世界で最高レベルの互換性を提供します。
Microsoft Officeが使用するファイル形式は、国際標準化機構(ISO)が2008年に非推奨にした独自のファイル形式に基づいています。これは人為的に複雑化しており、ISO承認の規格ではありません。このISO標準形式に対する尊重の欠如は、LibreOfficeに問題を生じさせる可能性があり、透明な相互運用性にとって大きな問題となります。
企業向けLibreOfficeの導入
TDFは、企業・団体への導入について、エコシステムパートナーが提供するLibreOffice Enterpriseファミリーの導入を強く推奨します。これには、長期サポートリリース(LTS)、専門家による支援、個別のニーズにあわせた開発、サービスレベル契約(SLA)が含まれます。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/
LibreOffice CommunityおよびLibreOffice Enterpriseファミリーの製品は、LibreOffice Technologyプラットフォームに基づいています。これは、デスクトップだけでなく、モバイルやクラウドにも最先端のオフィススィートを提供することを目的とした長年の開発成果です。
LibreOffice Technologyに基づく製品は、主要なデスクトップオペレーティング・システム(Windows、macOS、Linux、Chrome OS)やモバイルプラットフォーム(Android、iOS)、クラウドで利用できます。各企業のブランド戦略により異なる名前が付けられていることがありますが、どれも同じくLibreOffice独自の利点や堅牢性、柔軟性を共有しています。
LibreOffice 7.3.5 Communityの利用
LibreOffice 7.3.5 Communityは、個人利用に最適なオフィススイートであり、WindowsやmacOS(AppleやIntelプロセッサ)、Linux向けは以下からだたちに入手できます。
https://ja.libreoffice.org/download/
LibreOffice 7.3.5の変更履歴については、TDF wikiをご覧ください。
https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.3.5/RC1 (RC1での変更)
https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.3.5/RC2…
日本国内で年1回の集まりである「LibreOffice Kaigi」を2022年7月16日(土)にオンラインで開催します。参加者やLT発表者を募集中です。
LibreOffice Kaigiは、日本国内のLibreOfficeユーザー、開発者、LibreOfficeプロジェクトで活動するボランティアが1年に1回、一同に集うイベントです。昨年に引き続きオンライン開催です(昨年のレポート記事)。
- 参加を希望される方は、参加申込ページで登録のうえ、ご参加ください。
- LT発表を希望される場合は ja-contact@libreoffice.org 宛に発表者名、発表タイトルの情報をお送りください。
開催概要
- 日時:2022年7月16日(土)13:30-17:35
- 場所:オンライン
- 参加費:無料
基調講演「下農淳司:日本語組版処理の要件の現状」
W3Cには国際化・アクセシビリティー・プライバシーなどの各領域について、全仕様のレビューや仕様開発グループ向けなどの参考文書を策定するための水平レビューグループが設置されています。国際化ワーキンググループの中に、JLReq日本語組版要件タスクフォースが設置されており、CSSなどの仕様開発に於いて参照されている日本語組版処理の要件(JLreq)の文書の策定やUnicodeへの提言、仕様開発グループからの問い合わせへの対応などを行っております。
本セッションでは、タスクフォースの活動や、現在検討中のリフローを前提としUnicodeを基本とするデジタル時代の日本語組版処理の要件(jlreq-d)などについてご紹介いたします。
基調講演は、W3Cの日本語組版処理の要件の編集者(Editors)のお一人である下農さんにお話いただきます。この要件はODFでこれを参照することになっており、LibreOfficeにとって重要なものです。
講演
講演は以下を予定しています。かなり多彩なものになりました。
- 日本語チーム枠「この1年のLibreOfficeの状況を振り返る」
- 渡邉俊彦「“ツール>言語>中国語の変換”などの機能を使っている人の話」
- 丸市展之「OpenStreetMap / 3D!? – 2022 〜LibreOfficeとコンソール(awk)でのマッピング〜」
- 案浦浩二「CalcにApache Hopを使ってさまざまなデータを簡単に取り込もう」
参加方法
オープンソースのWeb会議システムであるJitsi meetを利用します。発表者と参加者、スタッフが同じURLにアクセスします。それをYoutube Liveにも配信します。Jitsi meet、Youtube …
2022年6月9日 ベルリン ― テクノロジーファンやパワーユーザーに向けたLibreOffice 7.3ファミリー4回目のマイナーリリースとなるLibreOffice 7.3.4 Communityがダウンロードできるようになりました。
https://ja.libreoffice.org/download/
LibreOffice 7.3ファミリーは、セキュリティや堅牢性の面で独自ファイル形式よりも優れたオープンドキュメント形式(ODF)のネイティブサポートを始め、DOCX、XLSX、PPTXファイルのより良いサポートなど、オフィスソフトの世界で最高レベルの互換性を提供します。
Microsoft Officeが使用するファイル形式は、国際標準化機構(ISO)が2008年に非推奨にした独自のファイル形式に基づいています。これは人為的に複雑化しており、ISO承認の規格ではありません。このISO標準形式に対する尊重の欠如は、LibreOfficeに問題を生じさせる可能性があり、透明な相互運用性にとって大きな問題となります。
企業向けLibreOfficeの導入
TDFは、企業・団体への導入について、エコシステムパートナーが提供するLibreOffice Enterpriseファミリーの導入を強く推奨します。これには、長期サポートリリース(LTS)、専門家による支援、個別のニーズにあわせた開発、サービスレベル契約(SLA)が含まれます。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/
LibreOffice CommunityおよびLibreOffice Enterpriseファミリーの製品は、LibreOffice Technologyプラットフォームに基づいています。これは、デスクトップだけでなく、モバイルやクラウドにも最先端のオフィススィートを提供することを目的とした長年の開発成果です。
LibreOffice Technologyに基づく製品は、主要なデスクトップオペレーティング・システム(Windows、macOS、Linux、Chrome OS)やモバイルプラットフォーム(Android、iOS)、クラウドで利用できます。各企業のブランド戦略により異なる名前が付けられていることがありますが、どれも同じくLibreOffice独自の利点や堅牢性、柔軟性を共有しています。
LibreOffice 7.3.4 Communityの利用
LibreOffice 7.3.4 Communityは、個人利用に最適なオフィススイートです。LibreOffice 7.2ファミリーはサポート終了に近づいているため、すべてのユーザーはできるだけ早くこのバージョンにアップグレードされるようお勧めします(訳注:LibreOffice 7.2系は2022/6/12でサポート期間が終了しました)。
LibreOffice 7.3.4の変更履歴については、TDF wikiをご覧ください。
https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.3.4/RC1 (RC1での変更)
https://wiki.documentfoundation.org/Releases/7.3.4/RC2 (RC2での変更)…
2022年5月12日 ベルリン ― The Document Foundationは、LibreOffice 7.2ファミリー7回目のマイナーリリースとなるLibreOffice 7.2.7 Communityを発表しました。ダウンロードページから入手できます。
https://ja.libreoffice.org/download/
LibreOfficeの個人ユーザーは、電子メールやオンラインリソースを通じて、コミュニティのボランティアによって支援されています。詳細はコミュニティサポートページをご覧ください。ウェブサイトやWikiには、ガイドやマニュアル、チュートリアル、HowToがあります。寄付は、これらリソースの維持に活用されています。
TDFは、企業・団体への導入について、エコシステムパートナーが提供するLibreOffice Enterpriseファミリーの導入を強く推奨します。これには、長期サポートリリース(LTS)、専門家による支援、個別のニーズにあわせた開発、サービスレベル契約(SLA)が含まれます。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/
LibreOffice 7.2.7の変更履歴については、TDF wikiをご覧ください。(RC1での変更) ・(RC2での変更)
LibreOffice CommunityおよびLibreOffice Enterpriseファミリーの製品は、LibreOffice Technologyプラットフォームに基づいています。これは、デスクトップだけでなく、モバイルやクラウドにも最先端のオフィススィートを提供することを目的とした長年の開発成果です。
LibreOffice TechnologyベースのAndroidおよびiOS製品はこのページを、アプリストアおよびChromeOSはこちらをご覧ください。
LibreOfficeユーザーや、自由ソフトウェアを支持する方、コミュニティメンバーは寄付ページからクレジットカードやその他の方法で寄付をおこない資金面からThe Document Foundationを支援できます。
LibreOffice …
LibreOfficeがSourceForgeからもダウンロードできるようになりました
2022年5月4日 ベルリン ― テクノロジーファンやパワーユーザーに向けたLibreOffice 7.3ファミリー3回目のマイナーリリースとなるLibreOffice 7.3.3 Communityがダウンロードできるようになりました。
https://ja.libreoffice.org/download/LibreOffice
LibreOfficeのWebサイトに加えて、明日からはSourceForgeからLibreOfficeをダウンロードできるようになります。
https://sourceforge.net/projects/libreoffice/files/libreoffice/stable/
SourceForgeの社長兼COOであるLogan Abbottは、次のように述べています。「オープンソースのダウンロードライブラリに、LibreOfficeのような素晴らしいオープンソース・オフィススイートを追加できることをうれしく思います。LibreOfficeは間違いなくこれまでで最高のオフィススイートの1つであり、個人的にもよく使用しています。強力な自由/オープンソースのオフィススイートを必要とするすべての人に強くお勧めします」
LibreOffice 7.3ファミリーは、セキュリティや堅牢性の面で独自ファイル形式よりも優れたオープンドキュメント形式(ODF)のネイティブサポートを始め、DOCX、XLSX、PPTXファイルのより良いサポートなど、オフィスソフトの世界で最高レベルの互換性を提供します。
Microsoft Officeが使用するファイル形式は、国際標準化機構(ISO)が2008年に非推奨にした独自のファイル形式に基づいています。これは人為的に複雑化しており、ISO承認の規格ではありません。このISO標準形式に対する尊重の欠如は、LibreOfficeに問題を生じさせる可能性があり、透明な相互運用性にとって大きな問題となります。
企業向けLibreOfficeの導入
TDFは、企業・団体への導入について、エコシステムパートナーが提供するLibreOffice Enterpriseファミリーの導入を強く推奨します。これには、長期サポートリリース(LTS)、専門家による支援、個別のニーズにあわせた開発、サービスレベル契約(SLA)が含まれます。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/
LibreOffice CommunityおよびLibreOffice Enterpriseファミリーの製品は、LibreOffice Technologyプラットフォームに基づいています。これは、デスクトップだけでなく、モバイルやクラウドにも最先端のオフィススィートを提供することを目的とした長年の開発成果です。
LibreOffice Technologyに基づく製品は、主要なデスクトップオペレーティング・システム(Windows、macOS、Linux、Chrome OS)やモバイルプラットフォーム(Android、iOS)、クラウドで利用できます。各企業のブランド戦略により異なる名前が付けられていることがありますが、どれも同じくLibreOffice独自の利点や堅牢性、柔軟性を共有しています。
LibreOffice 7.3.3 Communityの利用
LibreOffice 7.3.3は、最先端の機能を持つオープンソースオフィスソフトです。個人利用が主目的で、新機能よりも多くのテストとバグ修正が行われたリリースを好むユーザーのために、The Document FoundationはLibreOffice 7.2.6を提供しており、まもなくLibreOffice 7.2.7をリリースします。
LibreOffice 7.3.3の変更履歴については、TDF wikiをご覧ください。…